酒の大桝 本店
全国から厳選した拘りの地酒と世界各国のおすすめワインをご用意。
住所 | 台東区浅草4-22-9 |
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電話番号 | 03-3874-8011 |
営業時間 | 10:00-20:00 水曜日:10:00-16:00 |
定休日 | 年中無休 |
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浅草の老舗、酒の大桝 本店:一瓶一瓶に込められたストーリーと情熱
浅草の観音裏、昭和5年創業の酒の大桝 本店。ここは、かつて乾物屋からスーパーマーケットへと変遷した歴史を持つ、植木社長が経営するお酒屋さんです。植木社長は現在では、飲食店4店舗とこのお酒屋さん1店舗を運営しています。
植木社長は語る。「お酒は、ただ飲むだけじゃない。その一瓶一瓶には、蔵元さんの情熱とストーリーが詰まっているんだ」と。その言葉通り、酒の大桝では、日本酒200種類、ワインも200種類、その他焼酎やビールなど、日本全国から厳選されたお酒が並びます。
植木社長は、日本各地の蔵元を1社1社訪れ、丁寧に交渉をして取引先を増やしてきました。生産者の情熱や商品知識をお客様にお届けできるよう努力しています。その結果、例えば2011年にIWC「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」日本酒部門で優勝した鍋島を販売する(佐賀の酒造)富久千代酒造の飯盛さんという杜氏とも長年の付き合いがあり、多く品揃えをしています。酒の大桝では、このように四季に合わせた季節酒や、他ではなかなか手に入らないお酒も見つけることができます。
また日本酒を買っていただくハードルを下げるために、酒の大桝(雷門店)では、有料試飲も行っています。お酒の知識がない方でも、気軽に試飲を楽しむことができます。「お客様が自分の家庭の冷蔵庫に、自信を持って選んだお酒を置いてくれる。それが一番嬉しいんだ」と、植木社長は語ります。
しかし、お酒の世界は下火とも言われています。それでも植木社長は、蔵元さんとの距離感を大切にし、お酒の魅力を伝え続けます。「お酒は、人と人をつなぐ大切なもの。これからも、お客様に喜んでいただけるお酒を提供し続けたい」と、未来に向けての情熱を語ります。
また千束通り商店街がある観音裏というエリアには、植木社長の特別な思いがあります。浅草寺の観音様の裏手に位置するこのエリアは、近年飲食店が急激に増えてきた場所。植木社長は「浅草の表の散策もいいけど、観音裏の散策は是非してほしい」と語り、近年このエリアの飲食店の増加と質の向上を強調しています。観音裏の店は一見入りづらいかもしれませんが、実際に足を踏み入れると、居心地の良さを感じることができるとのこと。
今後について、植木社長は「コロナを乗り越えての今がスタートライン」と位置づけています。店舗の内装をリニューアルすることや、生酒系の品揃えを増やすための冷蔵庫の増設など、お客様により良いサービスを提供するための取り組みを考えています。また、次世代へのバトンタッチも視野に入れており、若い力を取り入れて楽しく経営を続けていくことを望んでいます。
酒の大桝 本店は、ただのお酒屋さんではありません。一瓶一瓶に込められたストーリーと情熱を、お客様に届ける場所なのです。